アテンダント日記

マナーについて…

12.3(木)晴れ 

225D西舞鶴→豊岡 

         宮津  10:15発 

発車前に、ホームに立っていると、一人の男性のお客様が近づいてこられました。

「あの~、すみません。」

「はいっ!」

「あそこの看板に書いてある、宮津のピンと湯ってどこにあるの?」

「えっっ!?」

(しまった…、そういえばピンと湯って何処にあるの!?毎日見てる看板なのに~!)

「少々お待ち下さい!」

急いで駅の方に聞くと、宮津のピンと湯とは、茶六本館、茶六別館、清輝桜、旅館高島屋などの宿の温泉だと教えて下さいました。

ちなみにあとから調べてみると、ピンと湯の「ピン」とは、宮津節の歌からつけられて、「最高」「元気」などの意味合いが含まれているそう。

勉強不足で、申し訳ありませんでした(汗)

これからもっともっと知識を増やして、お客様からの質問にお答え出来るよう、頑張ります!

 

 

天橋立駅にて

関西テレビ京都チャンネルの撮影があり、書家の俵越山さんが来られました。

内容は、あらゆる職業、年齢、性別を超えて、様々な人に会い、その人が今、誰に、何を感謝しているのかを聞き出し、その場で「ありがとう」の一筆を書いてもらうというものでした。

とってもとっても緊張して、いつカメラが回りだしたかも分からず、自分が何を答えているかも分からないまま、撮影が続きました。

俵越山さんは、とても大きな頭をされ、とても大きな筆を背中に背負っておられ、最初そのオーラに圧倒されましたが、私のとんちんかんな答えを、一生懸命聞いてフォローして下さり、とても優しい方でした。

最後に、日頃思っていても口に出せない思いを筆に込めて「ありがとう」と、半紙に書いて下さいとお願いされたのですが、

(筆なんて、学生の時以来、持ったことがない!!どうしよう!)

と動揺する私に、「汚くても、曲がってても、心が篭ってればいいんです。」と越山さんが励まして下さり、手が震えましたが、「ありがとう」と、心を込めて書きました。

何回経験しても、取材や撮影は慣れません(汗)

でも、とても良い経験になりました◎



12.5(木)雨

朝から雨の影響で、列車に遅れが発生していました。

3012D 9:07発(久美浜→京都)が10分遅れ、宮津駅の2番のりばでご案内していると、乗車位置の質問ばかりでした。

やはり、放送だけでは聞き取りにくいのか、ディスカバリーの乗車位置ではなく、はしだて号の乗車位置で待っておられるお客様もおられたり…。

こういう時こそアテンダントの私たちが、お客様の立場に立って、ご案内しないといけない!と思いました。

 

228D豊岡→西舞鶴 

 宮津 1318発

40代くらいの女性のお客様が、宮津→280円の切符で乗り越しされました。

お降りの際、お客様は、切符とお金をにぎりしめ、勢いよくこちらに渡され、金額の確認する間もなく、さっさと降りて行ってしまわれました…。

(えっ!ちょっと待って!?)

手の中を見ると、切符+120円…。宮津~西舞鶴までは、560円なので、560円-280円=160円不足↓

今度こういう場合があった時は、お客様にきちんと確認しないと!


337D西舞鶴→網野  車内にて

60代くらいの女性のお客様。靴をはいたままイスに足を乗せておられました。

「おそれいりますが…。」

「なんてっっ!?」

「おそれいりますが、足を乗せていただいてもかまいませんが、靴を脱いでいただけますか。」

「もぉーせぇへん!!」

逆に怒られてしまいました…。

よく高校生のお客様も靴のまま足をあげているのを見かけますが、高校生だけを注意してもダメだと感じました。

アテンダントからのお願いです!

どのお客様も気持ちよく乗っていただけるよう、車内をキレイに使って下さいね!

 

ジパングご利用の夫婦のお客様、峰山までご乗車でした。

由良・奈具海岸・若狭湾と景色が変わるごとに、目を輝かせて、ずーっと見つめておられました。

若干、夕日がかかったような、キレイな海でした。