仕事内容JOB
運転指令員の仕事は、安全・正確に列車を運行するため、始発列車から最終列車までの運行を監視し、列車の遅れが発生した際には、行き違い列車の変更や運転の取り止め等の運転整理を行い、その遅れを最小限に留め、通常の運行に戻すために尽力しています。
運転指令の役割は運行状況の全体を把握し、正確な情報を伝え、必要に応じた指示を出す事です。運転士や車掌が、自身が乗務する列車より先の運行がどのようになっているのかや気象環境(現在雨量や風が何メートル吹いているのか等)等の情報を正確にとらえるためには、運転指令からの伝達が不可欠です。
気象環境を監視し、雨量・風速・地震など異常気象を認めた際には、法令・規定で定められた通り速度を落とす・もしくは列車を止める等の指示を運転士に与えます。
先輩社員の声VOICE
志望動機
私は上下分離前のKTR社員として採用されました。当時はそれまでの鉄道会社経験者のみを雇用する従来の古い採用方針から脱却し、駅採用として1から新卒などの若手の育成に力を入れ始めていた頃だと記憶しています。元々公務員を目指していた事もあり、地域に貢献し、地域を支える公共性の高い仕事である交通インフラであると言う部分に魅力を感じ、応募したのが始まりだったと思います。
特別鉄道が好き、と言った事はなかったのですが、昔から家族旅行などでの移動も公共交通を利用する事の多かった環境で、時刻表を見て旅行行程を考えたりするのは好きでしたし、地理を覚えるのにも役に立ち、駅員として勤め出してからもその知識が活かせる場面も多かったので自分には合っていたのだと思います。
やりがい
どの職種も勿論欠かす事のできない大切な仕事である事には変わりありませんが、運転指令は鉄道運行の心臓部だと言えると思います。それ故に知識や経験が一番求められ、指令として何でも知っていないといけないと言うプレッシャーもあります。そのため、現状に満足せず常に知識をブラッシュアップし磨いていかないといけないと考えています。お客様と直接関わる仕事ではないため、感謝が目に見える事もありません。
運行を管理する仕事と言うのは、何事もなく通常通りの運行が保たれている状態が一番良い状態であり、その運行が乱れた際、ゼロからマイナスに転じたものをまたゼロに戻すことが私たちの仕事の一部です。何かを作り上げたり、成し遂げたりと言うようなものではありませんが、鉄道会社としてダイヤ(時刻)を守る事は、信用・信頼を守る事だと思います。例えばどこかへ出かけたいと思っていたお客様が居らっしゃったとして、ダイヤが乱れてしまえば、計画を壊してしまいます。本来したかったことが出来なくなるかもしれません。自然災害や事故など、不測の事態が起きた際その信頼を少しでも回復できるよう努め、守る事ができるのは、運行の管理を担う仕事をしている私たちの使命であり、誇りであると考えています。
私は駅係員・車掌・運転士と順番に経験を積み、運転指令員になったからこそ、どの立場の社員の気持ちも少なからずわかりますし、全ての職種がお互いに協力し合って一つの運行を守っていると言う気持ちで毎日務めています。社内・社外問わず一番多くの箇所や関係者とやり取りをする部署だからこそ、知識と共にコミュニケーション能力も磨かれたと思っていますし、そう言った部分でもやりがいを感じています。
募集要項・応募ENTRY
- 既卒・第二新卒歓迎
- 未経験OK
- 募集しておりません
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